東京オリンピックをきっかけに進められている神宮外苑地区の再開発は、神宮球場と秩父宮ラグビー場の場所を入れ替えて再整備することになりました。
新国立競技場はことし11月の完成に向けて、着々と工事が進められていますが、その隣に位置する神宮球場と秩父宮ラグビー場の場所が入れ替わることになります。関係者によりますと、2月28日までに明治神宮、日本スポーツ振興センターなど4者による再開発の基本協定を結びました。オリンピックとパラリンピックが終わった2021年から工事に着手するということです。
再開発計画は野球場・ラグビー場とも解体期間の空白を減らし、プロ野球などの日程にできる限り影響を与えないよう考慮するということです。
<神宮外苑が一変! 再開発でどう変わる?>
東京オリンピックをきっかけに、神宮外苑地区の景色ががらりと変わりそうです。今後、どのような流れで再開発が進むのかまとめました。
再開発では、現在の神宮球場と神宮第二球場がある場所に、新しい秩父宮ラグビー場を建設します。そして現在、秩父宮ラグビー場がある場所に、新しい神宮球場を造ります。ちょうど場所を入れ替える形です。
まず、2021年に神宮第二球場を解体し、2022年以降に新たなラグビー場の建設を始めます。
次に、今ある秩父宮ラグビー場を2024年以降に解体し、その跡地に新たな野球場を建設します。
最後に、現在の神宮球場を取り壊し、ラグビー場の観客席を増設します。
新しい秩父宮ラグビー場と新しい神宮球場は2030年の秋ごろに完成する予定で、周辺には商業施設や宿泊施設も建設される予定です。