県内では29日、新たな新型コロナウイルス感染者の発表はありませんでしたが、県は新型コロナウイルスに感染し、60歳以上で基礎疾患のある人など5人が28日までに死亡したと発表しました。
これで県内の死者数は合わせて52人となりました。
こうしたなか、県が算定する県内の新規感染者数は28日、県独自の警報基準となる『2週連続12人以上』を下回りました。
県内では去年12月17日から半年以上県独自の警報が出されてきましたが、警報基準を下回ったことを受け、県は7月1日に対策本部会議を開き、注意報への移行や県民への呼びかけ内容を検討することにしています。
警報基準を下回った一方、すぐに注意報に移行しない理由の一つが、東京などで流行しつつあるインド型の変異ウイルス“デルタ”の存在です。
【県感染症対策・薬務課 星名秋彦 課長】
「デルタ株が東京の方でウェイトを占めてきている。こういったものがひとたび入ってきたら感染が再拡大するおそれが非常にあることを懸念している」
県は引き続き、基本的な感染症対策を徹底するよう呼びかけています。