ドイツのベルリンからレポート徐々に開かれる国境信号を使ったリスクの視覚化 #63 新型コロナウイルス ※2020年5月13日時点

#StayHome and Know #WithMe パニックにならず、冷静に適切な情報を知ろう!

こんにちはキノコ意匠です。

当チャンネルでは、ドイツやベルリンの社会や観光・語学の情報を紹介していますが、
こちらのシリーズでは、「パニックにならず、冷静に適切な情報を知ろう!」をテーマに新型コロナウイルスの感染拡大により、スピーディーに変わっていくドイツの社会、そしてベルリンの様子を毎日記録していきたいと思います。

もし関心をお持ちいただきましたらチャンネル登録をぜひよろしくお願いいたします。

5月13日(水)の今回は以下を記録します。

1.ドイツ国内の現状の数字
2.ドイツとベルリンのできごと

今日のハイライトは、
徐々に開かれる国境
信号を使ったリスクの視覚化
です。

ドイツの公的機関・複数のメディアをソースに、原則データの確認ができる情報をピックアップしています。
また自分が撮影した一次情報については全てベルリンかつ自分の住んでいる地域の限られた行動範囲でのみの情報です。

1. ドイツ国内の現状の数字
■ロベルトコッホインスティテュート(以降 RKI)の報告
https://www.rki.de/DE/Content/InfAZ/N/Neuartiges_Coronavirus/Fallzahlen.html

陽性判明者数 171,306名(+798)
死者数 7,634名(+101)
回復者数   148,700名(+1,500)

5月13日午前に取得されたデータです。

なお昨日の日次レポートによると、
R=0.94(変動範囲 0.79-1.10)
前日より0.13ポイント減少

ということで、10人の感染者が次に8〜11人に感染させるリスクがあるということになります。
こちらの日次レポートでは、前回の動画で取り上げた、食肉工場などでの局所的な増加が一部関係しているとしながらも、ドイツでは全体的に症例数がゆっくりと減少しているため現在上昇トレンドと考える必要はなさそうだとしています。

参照元:
https://www.rki.de/DE/Content/InfAZ/N/Neuartiges_Coronavirus/Situationsberichte/2020-05-12-de.pdf?__blob=publicationFile

■Coronavirus Monitor
https://interaktiv.morgenpost.de/corona-virus-karte-infektionen-deutschland-weltweit/

陽性判明数 173,171名(+595)
死者数  7,738名(+77)
回復者数   147,298名(+98)

5月13日 9時に取得されたデータです。
いつもは11時頃のデータを取得するのですが、今回は9時からアップデートがなかったため、回復者数はRKIと異なる数字になっています。

今日までの陽性判明者のうちステータスごとに割合をみていくと、

回復者の割合 85%
死者の割合 4.5%
となっています。

2.ドイツとベルリンのできごと
■ドイツ

ドイツの国境コントロールが今週の土曜日から慎重に緩和されるようです。
ルクセンブルクとの国境は早くて5月15日に開かれる予定ですが、フランス・オーストリア・スイスの国境については6月15日までは現状維持となるようです。

参照元:https://www.morgenpost.de/vermischtes/article229103077/Corona-News-Merkel-Bundestag-Oesterreich-Grenze-Urlaub-EU-Coronavirus.html

以前コメント欄で、川崎病に関する報道があるかというのを尋ねられていたと思うのですが、5月12日付の記事がでていたので見て見ました。

ドイツにおいては少なくとも2件の症例があったようです。ちなみに年間約200例の川崎病による症例があるようです。

参照元:
https://www.morgenpost.de/vermischtes/article229025777/Kawasaki-Syndrom-nach-Corona-Mehr-Kinder-krank-Aerzte-ratlos.html

■ベルリン

ベルリンでは今後の緩和措置のリスク管理として信号機のイメージを活用した、ステータスの視覚化を行う方針をとることにしました。

1 再生産数基準
黄…3日連続で 1.1位上が計測された場合
赤… 1.2 が計測され他場合
→現在のベルリンの再生産数は0.79です

2 新規陽性判明数
住民10万あたりの陽性判明者が
黄…20人以上の場合
赤…30人以上の場合

連邦政府と州政府との合意事項では、「住民10万人当たり50人の新しい感染が7日以内に継続された場合」が一つの基準になっていましたが、ベルリンではそれよりも厳しい線引きを設けています。
→現在のベルリンでは過去7日間に住民10万人当たり6件の新規陽性判明者数となっています

3 集中医療病床の占有率
黄…15%以上となった場合
赤…25%以上となった場合
→現在、ベルリンの集中医療病床9%が占有されている

これらの測定基準を設けた上での判断の一例としては、黄信号が2つとなった場合は、対策の準備を行うとし、赤信号が2つの場合はベルリンでの感染拡大が予想されるため、緩和措置の巻き戻しや新たな制限措置の実施を行うとしています。

参照元:
https://www.rbb24.de/politik/thema/2020/coronavirus/beitraege_neu/2020/05/berlin-senat-beraet-ueber-obergrenze-covid19-infektionen.html
https://www.morgenpost.de/berlin/article229101297/So-funktioniert-Berlins-neue-Corona-Ampel.html


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