#StayHome and Know #WithMe パニックにならず、冷静に適切な情報を知ろう!
こんにちはキノコ意匠です。
当チャンネルでは、ドイツやベルリンの社会や観光・語学の情報を紹介していますが、
こちらのシリーズでは、「パニックにならず、冷静に適切な情報を知ろう!」をテーマに新型コロナウイルスの感染拡大により、スピーディーに変わっていくドイツの社会、そしてベルリンの様子を毎日記録していきたいと思います。
もし関心をお持ちいただきましたらチャンネル登録をぜひよろしくお願いいたします。
5月4日(月)の今回は以下を記録します。
1.ドイツ国内の現状の数字
2.ドイツとベルリンのできごと
3.補足情報
おしらせ
今日のハイライトは、
飲食業の再開に必要な制限とは?
中国のプロパガンダとはなんだったのか?
です。
ドイツの公的機関・複数のメディアをソースに、原則データの確認ができる情報をピックアップしています。
また自分が撮影した一次情報については全てベルリンかつ自分の住んでいる地域の限られた行動範囲でのみの情報です。
1. ドイツ国内の現状の数字
■ロベルトコッホインスティテュート(以降 RKI)の報告
https://www.rki.de/DE/Content/InfAZ/N/Neuartiges_Coronavirus/Fallzahlen.html
陽性判明者数 163,175名(+679)
死者数 6,692名(+43)
回復者数 132,700名(+2,200)
5月4日午前に取得されたデータです。
なお昨日の日次レポートによると、
R=0.74(変動範囲 0.62-0.89)
前日より0.04ポイント減少
ということで、10人感染者いたらばその人たちが次に7〜9人に感染させるということになります。
再生産数は1未満を維持しないと、それ以上は倍になることを意味しています。
緩和の影響と、マスク着用の義務化がどう関わっていくか見ていきたいと思います。
→チャート
参照元:
https://www.rki.de/DE/Content/InfAZ/N/Neuartiges_Coronavirus/Situationsberichte/2020-05-03-de.pdf?__blob=publicationFile
■Coronavirus Monitor
https://interaktiv.morgenpost.de/corona-virus-karte-infektionen-deutschland-weltweit/
陽性判明数 165,664名(+697)
死者数 6,866名(+54)
回復者数 132,700名(+2,100)
新規陽性判明数は減少傾向にありということで、倍加時間は93.5日となっています。
5月4日 11時に取得されたデータです。
今日までの陽性判明者のうちステータスごとに割合をみていくと、
回復者の割合 80%
死者の割合 4.1%
となっています。
2.ドイツとベルリンのできごと
■ドイツ
ニーダーザクセン州では最初の連邦州としてはじめて来週の月曜日から飲食業の再開を検討しているそうです。
レストランやビアガーデンは、ゲスト用の座席の最大半分まで提供すると言ったような制限をもうけ、さらには予約義務を適用させる方針だそうです。
また現在ドイツ全体の制限緩和施策としておかれている、「営業可能な小売店は800m2まで」という制限も廃止予定だそうです。
参照元:
https://www.morgenpost.de/vermischtes/article229038803/Heinsberg-Studie-1-8-Millionen-Infizierte-in-Deutschland.html
製薬会社のロシュが、5月に新型コロナウイルス抗体テストを医療施設に提供する予定とのことです。
5月には300万件、数ヶ月後には500万件の納入で合意したとのことです。
「Elecsys Anti-Sars-CoV-2(エレクシス)」というテストの感度は100%、特異性としては99%ということです。
これをどういう目的で使っていくのかが気になりますね…
3.補足情報
中国のプロパガンダとはなんだったのか。
イタリアに向ける形でTwitter botを使ったプロパガンダが行われていたそうです。
3月11日から23日の間にハッシュタグ #forzaCinaeItalia の付いたツイートの46.3%と、#grazieCina (中国に感謝する) の付いたツイートの3分の1以上(37.1%) は調査によると botだったことが判明したそうです。(報告資料:https://formiche.net/files/2017/07/Social-Data-Intelligence-Comunicazione-cinese-ricerca-per-Formiche-1.pdf)
なぜこの期間に集中していたのかを調べてみたところ、3月初旬のイタリアでのエピデミックの際、イタリアが助けを求めたEUは具体的な回答を与えず、さらにフランスとドイツがマスク輸出に関して自国のみと制限をかけていたそうです。
そんな中、中国側から30トンの医療物資を受け取り、イタリアにとっては中国が救世主として描かれだしていたと。(3月12日)
ドイツはその後マスクの提供を公約したが、それは遅すぎたようです。
実際の物資のやり取りは中国とイタリアそれぞれ赤十字の間でやり取りがされたそうです。
参照元:
https://thediplomat.com/2020/03/china-italy-and-coronavirus-geopolitics-and-propaganda/(3月20日の記事)
https://formiche.net/2020/03/china-unleashed-twitter-bots-covid19-propaganda-italy/
そもそもの背景が気になったので調べてみたところ、イタリアはG7の中でも初めて中国と一帯一路構想に関する覚書を締結し、インフラ分野でのビジネス協力の展開や中国からの投資増を促進し、景気回復を狙っていたそうです。
そのため米国やEUの一部の加盟国からは、中国傾斜が懸念されていたそうです。
ドイチェヴェレというドイツの国際放送事業体の記事では、中国が物語を「犠牲者」の物語から「教師」または「指導者」にうまく移したと指摘しています。
参照元:
https://www.jetro.go.jp/biz/areareports/2019/757e34ee4a290d0c.html
https://www.dw.com/en/how-chinese-propaganda-is-reframing-the-coronavirus-narrative/a-52796337 (3月16日の記事)
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