ドイツのベルリンからレポート 中国製マスク使用警告と責任言及、抗議運動から国境制限緩和までまとめ&お知らせ #67 新型コロナウイルス ※2020年5月17日時点

#StayHome and Know #WithMe パニックにならず、冷静に適切な情報を知ろう!

こんにちはキノコ意匠です。

当チャンネルでは、ドイツやベルリンの社会や観光・語学の情報を紹介していますが、
こちらのシリーズでは、「パニックにならず、冷静に適切な情報を知ろう!」をテーマに新型コロナウイルスの感染拡大により、スピーディーに変わっていくドイツの社会、そしてベルリンの様子を毎日記録していきたいと思います。

もし関心をお持ちいただきましたらチャンネル登録をぜひよろしくお願いいたします。

5月17日(日)の今回は以下を記録します。

1.ドイツ国内の現状の数字
2.今週の振り返り
3.お知らせ

今日のハイライトは、
中国製マスク使用警告と責任言及、抗議運動から国境制限緩和まで今週のまとめ
です。

ドイツの公的機関・複数のメディアをソースに、原則データの確認ができる情報をピックアップしています。
また自分が撮影した一次情報については全てベルリンかつ自分の住んでいる地域の限られた行動範囲でのみの情報です。

1. ドイツ国内の現状の数字
■ロベルトコッホインスティテュート(以降 RKI)の報告
https://www.rki.de/DE/Content/InfAZ/N/Neuartiges_Coronavirus/Fallzahlen.html

陽性判明者数 174,355名(+583)
死者数 7,914名(+33)
回復者数   153,400名(+800)

5月17日午前に取得されたデータです。

再生産数ですが、4日平均の値を比較した数値と、7日平均の値を比較した数値のそれぞれをお伝えしますと、

4日平均で比較した場合
 R=0.88 (変動範囲 0.72~1.05)
 前日より0.08ポイント増加
7日平均で比較した場合
 R=0.89(変動範囲 0.81~0.97)
 前日より0.01ポイント減少

ということで、10人の感染者が次に8〜11人に感染させるリスクがあるということになります。

参照元:
https://www.rki.de/DE/Content/InfAZ/N/Neuartiges_Coronavirus/Situationsberichte/2020-05-16-de.pdf?__blob=publicationFile
https://www.rki.de/DE/Content/InfAZ/N/Neuartiges_Coronavirus/Situationsberichte/2020-05-15-de.pdf?__blob=publicationFile

■Coronavirus Monitor
https://interaktiv.morgenpost.de/corona-virus-karte-infektionen-deutschland-weltweit/

陽性判明数 176,244名(+545)
死者数  7,947名(+34)
回復者数   152,600名(+1,003)

5月17日 11時に取得されたデータです。

今日までの陽性判明者のうちステータスごとに割合をみていくと、

回復者の割合 87%
死者の割合 4.5%

2.今週の振り返り

4月中旬以降、西ヨーロッパの一部の国では、3月から始まった制限措置が緩和され始めています。
→チャート

ドイツ、オーストリア、スイスは他EU諸国と比較して影響範囲がそれほど大きくなかったため、4月中旬から下旬の間に
緩和措置を開始しました。

最も厳しい規制を実施した国の一部であるスペインとイタリアは、5月初旬にこれらを段階的に緩和しています。
特にイタリアは、かなり長期間外出禁止措置を実施し、月曜日に緩和の最初の措置から、450万人のイタリア人が経済活動の再開を果たしているそうです。

フランスは、イタリアやスペインに比べて陽性判明数は抑えられてはいるものの、かなり慎重な姿勢を見せながら5月11日から緩和を開始したそうです。

参照元:
https://www.statista.com/chart/21605/dates-of-european-countries-easing-covid-19-lockdowns/

今週あったことを簡単にまとめると、

中国製マスクの利用が困難なため、マスクのドイツ国内生産に予算が付いたことがありました。医療従事者から品質に問題があると声が上がったことと、今後のマスクの入用を考慮してのことでした。

再生産数が1を超えたと発表されたのもこの週でした。
ただし、これは増加トレンドにあるということではなく、日々の陽性判明の増加数が少なくなってきた際、突発的な感染拡大により数字上、影響を受けやすいということがわかっているため、これまで4日平均で値を取得していたところを7日平均での値の取得に変更をするようになりました。

ドイツの一部の都市で行われた抗議活動に関しする情報が公開され、今週1週間はその抗議運動の内容と参加者について触れられることが多かったように思います。
特に論点は、衛生措置が守られていないことや、参加者が右翼過激派や陰謀論者などにより「抗議運動がプロパガンダのプラットフォーム」にならんとしていることを取り上げている記事が多かった印象です。

また国境制限の緩和を促すということでまずは5月15日からルクセンブルクとの国境を、フランスやオーストリア・スイスについては6月15日以降と現時点で検討されています。

ドイツを含む欧州での今季GDPのマイナス成長、EU全体では-3.8%、ドイツおいては−2.2%など…についても明らかになりました。
また、EUの外務代表による、ワクチン開発と世界経済の活性化について、中国の責任への言及もありました。

来週のWHOの総会で、この辺りがどのように議論されていくかは見ていきたいなと思っています。


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