#StayHome and Know #WithMe パニックにならず、冷静に適切な情報を知ろう!
こんにちはキノコ意匠です。
当チャンネルでは、ドイツやベルリンの社会や観光・語学の情報を紹介していますが、
こちらのシリーズでは、「パニックにならず、冷静に適切な情報を知ろう!」をテーマに新型コロナウイルスの感染拡大により、スピーディーに変わっていくドイツの社会、そしてベルリンの様子を毎日記録していきたいと思います。
もし関心をお持ちいただきましたらチャンネル登録をぜひよろしくお願いいたします。
6月4日(木)の今回は以下を記録します。
1.ドイツ国内の現状の数字
2. ドイツとベルリンのできごと
今日のハイライトは、
減税・給付金などによる景気対策
当月失業率6.1% コロナの影響のほどは?
ゲッティンゲンの緩和措置の巻き戻し
です。
ドイツの公的機関・複数のメディアをソースに、原則データの確認ができる情報をピックアップしています。
また自分が撮影した一次情報については全てベルリンかつ自分の住んでいる地域の限られた行動範囲でのみの情報です。
1. ドイツ国内の現状の数字
■ロベルトコッホインスティテュート(以降 RKI)の報告
https://www.rki.de/DE/Content/InfAZ/N/Neuartiges_Coronavirus/Fallzahlen.html
陽性判明者数 182,764名(+394)
死者数 8,581名(+30)
回復者数 167,800名(+600)
6月4日午前に取得されたデータです。
再生産数ですが、4日平均の値を比較した数値と、7日平均の値を比較した数値のそれぞれをお伝えしますと、
4日平均で比較した場合
R=0.71(変動範囲 0.59~0.85)
7日平均で比較した場合
R=0.83(変動範囲 0.76~0.90)
ということで、10人の感染者が次に6〜9人に感染させるリスクがあるということになります。
なおベルリンだけでみた場合、昨日付のレポーとでは5月25日から4日連続で再生産数1オーバーであることが記録されています。
そのほかの指標
直近7日間の住民10万人あたりの陽性判明者数は2.9人
陽性判明者のうち死亡者の割合は4.7%
参照元:https://www.rki.de/DE/Content/InfAZ/N/Neuartiges_Coronavirus/Situationsberichte/2020-06-03-de.pdf?__blob=publicationFile
クリックしてsengpg-pandemieindikatoren-20200603.pdfにアクセス
■ 検査数と陽性判明数の週次レポート
2週間前にこちらの週次報告はなくしていこうと思っている旨をお伝えしましたが、当情報を参考にされているという声をいただきましたので、週次レポートとして取り入れなおしていきたいと思います。
累積情報
検査開始〜2020年第22週(5月25日の週)
検査件数 4,348,880件
陽性判明数 214,373件
陽性判明率 4.9%
直近1週間
2020年第22週(5月25日の週)
検査件数 392,437件
陽性判明数 4,107件
陽性判明率 1.0%
2020年第14週(4月末頃)の9.0%の最大値から当週まで減少し続けています。
こちらが日毎のテスト件数と陽性判明率の推移を表しているチャートです。
横軸が日付、縦軸が陽性判明の割合を表していて、玉の大きさが検査数を表しているグラフです。
玉が大きいほど、それは検査数が大きいことを指しています。
概ね同じ量の検査数を週次で実施しながら、陽性判明率は目に見えて減少しているということがこちらかも見て取れるかと思います。
*土日は検査数が減少するので度々小さい玉が含まれます
*RKIによりドイツ全土の大学病院、研究機関、臨床検査機関、外来検査機関のデータ毎週集計されたデータを参照しています
2.ドイツとベルリンのできごと
コロナ危機における景気対策の一貫として7月から年末までの期間の消費税率の減率を行うことにしました。
付加価値税 19%→16%
軽減税率 7%→ 5%
その他の景気対策として、子育て給付金として子供一人あたり300ユーロが1度支給され、ドイツバーンへの財政援助なども含まれています。
また今後のモバイルインフラの拡張を行うべく、5Gネットワークの構築拡充を行うそうです。
余談なんですが、今回の景気対策の協議結果の記事で、”Die schwarz-roten Koalition”という「黒赤同盟」という表現が多用されており、なんのことかと調べてみたのですが、現在の連立与党(CDU/CSU)の政党(慣用)カラーの黒と、今回合意を示したドイツ社会民主党の政党カラー赤を合わせ、黒赤同盟という表現にしているそうです。
参照元:
https://www.merkur.de/politik/coronavirus-konjunkturpaket-merkel-soli-groko-abwrackpraemie-soeder-verhandlung-berlin-geld-zr-13783911.html
ドイツの5月度は失業率 6.1%
ということで、コロナ危機においての予測より低く推移していると考えられてはいるようですが、昨年同月と比較すると1.2%高い記録となりました。
先月比では0.3ポイント上昇したかたちとなりますが、4月と比べ5月の失業増加数自体は少なかったそうです。
数としてはこれまでで2,813,000人が失業中とされており、5人に1人はコロナ危機による失業であることがわかています。
参考までに2020年4月度の日本の完全失業率は2.6%となっています。
参照元:
https://www.welt.de/wirtschaft/article208862945/Trotz-Corona-Krise-Warum-der-Arbeitsmarkt-so-robust-erscheint.html
https://de.statista.com/statistik/daten/studie/1239/umfrage/aktuelle-arbeitslosenquote-in-deutschland-monatsdurchschnittswerte/
https://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/tsuki/index.html
また月曜日にお伝えしたゲッティンゲンのクラスター発生についてですが、こちら昨日までで86件の陽性判明がわかり自宅隔離者が200人におよぶことから、一部緩和措置を巻き戻し、すべての学校の閉鎖と一部の保育所の閉鎖を実行し、2週間の接触が強いスポーツによるチームでの接触せいげんを設けたそうです。
参照元:https://www.morgenpost.de/vermischtes/article229241572/Corona-News-Ticker-Auswaertiges-Amt-Reisewarnung-aufgehoben-Goettingen.html
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