#StayHome and Know #WithMe パニックにならず、冷静に適切な情報を知ろう!
こんにちはキノコ意匠です。
当チャンネルでは、ドイツやベルリンの社会や観光・語学の情報を紹介していますが、
こちらのシリーズでは、「パニックにならず、冷静に適切な情報を知ろう!」をテーマに新型コロナウイルスの感染拡大により、スピーディーに変わっていくドイツの社会、そしてベルリンの様子を毎日記録していきたいと思います。
もし関心をお持ちいただきましたらチャンネル登録をぜひよろしくお願いいたします。
5月9日(土)の今回は以下を記録します。
1.ドイツ国内の現状の数字
2.ドイツとベルリンのできごと
今日のハイライトは、
食肉工場での新たな感染拡大
オーストリアは国境を開きたい
です。
ドイツの公的機関・複数のメディアをソースに、原則データの確認ができる情報をピックアップしています。
また自分が撮影した一次情報については全てベルリンかつ自分の住んでいる地域の限られた行動範囲でのみの情報です。
1. ドイツ国内の現状の数字
■ロベルトコッホインスティテュート(以降 RKI)の報告
https://www.rki.de/DE/Content/InfAZ/N/Neuartiges_Coronavirus/Fallzahlen.html
陽性判明者数 168,551名(+1,251)
死者数 7,369名(+103)
回復者数 143,300名(+1,600)
5月9日午前に取得されたデータです。
なお昨日の日次レポートによると、
R=0.83(変動範囲 0.67-0.99)
前日より0.12ポイント増加
ということで、10人感染者いたらばその人たちが次に7〜10人に感染させるリスクがあるということになります。
再生産数は1未満を維持しないと、それ以上は倍になることを意味しています。
緩和の影響と、マスク着用の義務化がどう関わっていくか見ていきたいと思います。
→チャート
参照元:
https://www.rki.de/DE/Content/InfAZ/N/Neuartiges_Coronavirus/Situationsberichte/2020-05-08-de.pdf?__blob=publicationFile
■Coronavirus Monitor
https://interaktiv.morgenpost.de/corona-virus-karte-infektionen-deutschland-weltweit/
陽性判明数 170,588名(+1,158)
死者数 7,510名(+118)
回復者数 143,300名(+1,511)
5月9日 11時に取得されたデータです。
今日までの陽性判明者のうちステータスごとに割合をみていくと、
回復者の割合 84%
死者の割合 4.4%
となっています。
2.ドイツとベルリンのできごと
■ドイツ
先日ドイツ全体におけるさらなる緩和施策について動画でまとめました。
内容としては州政府毎にそれぞれに緩和施策を行いながらも、状況の悪化を防ぐため一定の水準をドイツ全体でもうける、といった内容でした。
そんななか、ノルトライン=ヴェストファーレン(NRW)州ではデュッセルドルフの北側にある地域の食肉工場にて集団感染が発生したことから、今回の水準値に基づき来週月曜から予定されていた緩和措置を1週間後ろだおしにしたそうです。
ちなみにその工場は閉鎖されましたが、そこで働く外国人従業員が共用の施設に寝泊りしていたことから感染拡大に繋がったとも考えられています。
シンガポールもこの例がありましたね
参照元:
https://www.zdf.de/nachrichten/panorama/coronavirus-schleswig-holstein-tests-schlachthoefe-100.html
アイルランドをのぞくEUへの入国制限は6月15日まで延長となりました。
参照元:https://www.morgenpost.de/vermischtes/article229055841/Coronavirus-News-Drosten-Merkel-RKI-Pressekonferenz-Kita-Deutschland-Sterbezahl.html
■ベルリン
ベルリン州の制限緩和措置が公開されました。
(1)飲食業
5月15日から1.5メートルの距離を確保し,保健衛生計画を用意することを前提に,6時から22時までの営業を再開。予約システムや感染経路の追跡に適した他のシステムを使用することを強く推奨する。店内滞在は同じ世帯内の複数人あるいは2世帯の複数人によってのみ可能である。
(2)宿泊業
5月25日から,宿泊施設は観光目的の宿泊者受け入れを再開できる。その際も厳格な保健衛生措置の遵守が求められる。スパやウェルネスエリアは再開できない。
※外国人観光客の入国は許可されていない
(3)サービス業等
5月9日から,美容サロン,マッサージ店,タトゥースタジオなどの身体に接近するサービス業および日焼けサロンは営業を再開できる。
(4)小売業
顧客の出入りのある店舗では入店者数のコントロールと人との間の間隔確保のために,売り場・営業面積20平方メートルあたり顧客1人を上限とすることを目安とする。同面積が20平方メートルを下回る場合は,入店できる顧客は1人までとする。
(5)学術と研究
大学は,キャンパスでの研究活動および大学内でしか行えない事務作業を一定の条件の下で再開できる。学生が出席する講義等と一般利用はまだ再開できない。
(6)自動車学校
自動車学校は営業を再開できるが,指導員はマスクの着用を義務付けられる。
(7)市内周遊観光
5月25日から,バスなどでの市内周遊ツアーやガイド付きの市内観光は,人との間の間隔確保と保健衛生措置を守ることを前提に再開できる。
(8)障害者の作業場
5月18日から,障害者の作業場における就労および支援は,保健衛生措置を守り,3月17日時点の定員の35%に人数を制限し,障害者が就労の再開および支援に同意し,運営主体が作業所の営業について担当産業医と調整をした感染予防計画を用意した場合,再開できる。
(9)スポーツ
5月15日から,スポーツ団体は,間隔確保のルールを守ることを前提に,人との接触のない屋外のトレーニング・指導を最大8人(コーチ等含む)のグループでも再開できる。
5月25日から,接触のない競技種目については,各スポーツ競技連盟の利用・保健衛生計画に基づき実施される屋外の競技会を再開できる。
5月25日から,湖水浴場および屋外プールについても再開が可能となる。各施設運営者は再開前にスポーツ当局に利用・保健衛生計画を提出し,再開許可を受ける必要がある。
(10)集会・デモの自由
5月9日から,参加者50人を上限とする,特定の場所から動かない集会および自動車,自転車,バイク等の乗り物に乗車して実施される行進が認められる。
5月18日から,ドイツ基本法第8条およびベルリン州憲法第26条の意味における屋内の集会も認められるが,参加者は50人を上限とし,屋内空間の条件が整っていることを前提とする。
5月25日から,参加者100人を上限とする屋外の集会が認められる。
いずれの集会についても,集会組織者は,参加者間の間隔確保,保健衛生措置,参加者上限が遵守されるよう保証しなければならない。
参照元:https://www.de.emb-japan.go.jp/itpr_ja/konsular_coronavirus080520.html
3. 補足情報
一方でオーストリアはドイツどの国境をまもなく開くことを検討しているそうです。
可能であれば夏前ということで、出張のみではなく観光を目的とした越境も許可していくそうです。
オーストリアの再生産数は0.8あたり、地域によってばらつきがあります
ウィーンは高い
個人的な意見ですが、おそらくオーストリアは近隣国をターゲットに、オーストリアの地方部への観光施策を夏に向けて打っていくんじゃないかなあと思います。
オーストリアは地方部に豊富な観光資源があり、さらに感染リスクもコントロールができることがわかってきていると思うので、近隣国のみに絞ることで人数自体をコントロールできますし、さらに旅行に出たいニーズへの呼び水にもなってくるところから経済活動を再開していく
参照元:https://www.addendum.org/coronavirus/oesterreich-verbreitung/
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