#StayHome and Know #WithMe パニックにならず、冷静に適切な情報を知ろう!
こんにちはキノコ意匠です。
当チャンネルでは、ドイツやベルリンの社会や観光・語学の情報を紹介していますが、
こちらのシリーズでは、「パニックにならず、冷静に適切な情報を知ろう!」をテーマに新型コロナウイルスの感染拡大により、スピーディーに変わっていくドイツの社会、そしてベルリンの様子を毎日記録していきたいと思います。
もし関心をお持ちいただきましたらチャンネル登録をぜひよろしくお願いいたします。
6月2日(火)の今回は以下を記録します。
1.ドイツ国内の現状の数字
2. ドイツとベルリンのできごと
3.今日の世論調査
今日のハイライトは、
1,500人が集ったボートでテクノ
ワクチンの認知調査を日本と比較してみた
です。
ドイツの公的機関・複数のメディアをソースに、原則データの確認ができる情報をピックアップしています。
また自分が撮影した一次情報については全てベルリンかつ自分の住んでいる地域の限られた行動範囲でのみの情報です。
1. ドイツ国内の現状の数字
■ロベルトコッホインスティテュート(以降 RKI)の報告
https://www.rki.de/DE/Content/InfAZ/N/Neuartiges_Coronavirus/Fallzahlen.html
陽性判明者数 182,028名(+213)
死者数 8,522名(+11)
回復者数 166,400名(+600)
6月2日午前に取得されたデータです。
再生産数ですが、4日平均の値を比較した数値と、7日平均の値を比較した数値のそれぞれをお伝えしますと、
4日平均で比較した場合
R=1.20(変動範囲 0.97~1.45)
7日平均で比較した場合
R=0.95(変動範囲 0.85~1.06)
ということで、10人の感染者が次に9〜11人に感染させるリスクがあるということになります。
そのほかの指標
直近7日間の住民10万人あたりの陽性判明者数は3.6人
今日までの致死率は4.7%
参照元:https://www.rki.de/DE/Content/InfAZ/N/Neuartiges_Coronavirus/Situationsberichte/2020-06-01-de.pdf?__blob=publicationFile
2.ドイツとベルリンのできごと
ニュータイプの抗議運動を今日はシェアしたいと思います。
ベルリンのシュプレー川沿いに、ボートで運河を渡る形で、現在閉鎖を強いられているクラブへの支持を高めるの抗議行動が行われていたようです。
はじめは100人だったのがボートがどんどん数珠つなぎになり最終的には1,500人ほどが参加したそうで、関係者は最大3,000人に登るということ。
これ自体はベルリンのクラブ委員会が関わっているわけではなく、委員会からは、
「感染の拡大の可能性を減らすために、我々はすべてのデモンストレーション参加者が今後14日間、特に高齢者や病気の人々と接触している人を制限することを求める」と述べられたそうです。
動画:Twitter@@vincentbruckma
参照元:
https://www.dw.com/en/berlin-police-break-up-floating-party-protest/a-53652185
Vorhin auf dem Landwehrkanal in Kreuzberg #corona #berlin pic.twitter.com/WgcVq49G6Q
— Vincent Bruckmann (@vincentbruckma) May 31, 2020
3.今日の世論調査
ドイツの一部では未だ陰謀論と抱き合わせる形で反ワクチン運動が行われているようで、最新のその世論調査とそもそも背景を、日本と比較する形で調べてみました。
新型コロナウイルスの感染拡大により、ドイツでは2人に1人が予防接種を受けたいと考えているという調査結果が6月1日に公開されました。
ドイツの報道機関に代わって世論調査機関YouGovが2056人を対象に行ったオンライン調査によると、
接種する 50%
おそらく接種する 25%
接種しない 20%
また、男性は女性よりも予防接種を受けた方がいいと考えているようです。
また、予防接種の義務に関しては、
賛成 44%
反対 40%
となっています。
現時点でドイツ政府は、将来のコロナワクチン接種を義務化することはないと繰り返し強調しています。
参照元:
https://www.krankenkassen.de/dpa/330883.html
調査:YouGov
4月末ほどに、ワクチン接種の義務化に関する世論調査が別調査会社にて行われておりました。その際には
賛成 61%
反対 33%
という結果になっています。
ですので、時期的には緩和が始まってまもなかったこともあってか、義務化への賛成意見が6月の調査に比べ10%以上高かったようです。
調査対象 5,099
調査期間: 24.04.20 – 27.04.20
調査:Civey-Instituts
参照元:
https://www.t-online.de/nachrichten/deutschland/id_87775972/corona-impfpflicht-das-denken-die-deutschen-darueber.html
元々のワクチンに対する市民の認知がどうなってるかを調べてみました。
EUの2019年のワクチン接種に対するEU市民世論調査
・EU市民の85%は予防接種を病気を予防する効果的な手段であると考えている
・48%は、ワクチン接種はしばしば重篤な副作用を有すると誤って考えている(ドイツでは46%)
(EU市民の約50%が過去5年間に予防接種を受けている)
ヨーロッパ全体の予防接種に関する調査: https://ec.europa.eu/germany/news/20190426-europaweite-umfrage-impfungen_de
2019年に公開された日本医療政策機構の世論調査
・約68%が予防接種により免疫を得ることで、感染症の流行を防ぐことができる
・約69%は、すべてのワクチン接種において副反応が見られることがある、ということを知っている
日本の医療に関する世論調査:
クリックしてhc_survey2019_JPN.pdfにアクセス
結果として感染症を防ぐためのワクチン接種についてはEUの世論調査の方が高く、一方で副反応に関するリスク理解という意味では日本の方が高いようです。
なのでEUでの反ワクチン運動というのは、意見の強いごく少数で行われているのかなと感じました。
副反応への考え方についてはEUと日本は異なってるのかな?
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