パリの廃携帯電話も東京五輪のメダルに

東京都は携帯電話の基板に含まれる金属から東京オリンピックやパラリンピックのメダルを作る取り組みを進めています。こうした中、フランスのパリで回収された300台以上の携帯電話基板が東京都の小池知事に手渡されました。

 東京都庁を訪れたローラン・ピック駐日フランス大使は、パリ市内で回収した311台分の基板を小池知事に手渡しました。これに対し、小池知事は「東京大会で『都市鉱山』を使ってメダルを作るというメッセージが、遠くフランスにも届いていることをうれしく思う」と感謝の言葉を述べました。

 東京都は携帯電話などに含まれている金や銀などの金属から東京オリンピック・パラリンピックのメダルをおよそ500個作る取り組みを、大会組織委員会と共同で進めています。

 都は今後、パリで回収した携帯電話から取り出した金属もメダルの制作に活用する方針です。

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