宿題が無意味であることが科学的には示唆されてる件【追加情報あり】

続きは
ワーキングメモリーを鍛えて、最速でスキルを身につける【倍速上達法】 →https://www.nicovideo.jp/watch/1547312285

ちなみに、集中状態への入り方は性格違うので、こちらも参考してみてください↓
コロンビア大学式【8つの集中力タイプ診断】自分に合った集中状態への入り方を見つける → https://www.nicovideo.jp/watch/1568563084

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この動画は、以下の参考文献を元にした、DaiGoの独断と偏見を含む考察により、科学の面白さを伝えるエンターテイメントです。そのため、この動画はあくまでも一説であり、その真偽を確定するものではありません。

より正確な情報が必要な方は参考文献・関連研究をあたるか、信頼できる専門家に相談することをオススメします。

訂正や追加情報があれば、コメントなどに随時追記します。

リサーチ協力 Yu Suzuki http://www.nicovideo.jp/paleo
Harris Cooper et al.(2006)Does Homework Improve Academic Achievement? A Synthesis of Research, 1987–2003

根拠とした
Harris Cooper et al.(2006)Does Homework Improve Academic Achievement? A Synthesis of Research, 1987–2003

のアブストラクトには「宿題の達成にはポジティブな影響がある!」と書かれていますよ!とのご指摘をいただきました。

確かにちょっと勇み足だった表現もありましたので、追加で説明させて戴きます。

▶︎宿題は完全無意味ではない
確かにアブストラクトには「宿題は意味がある」と書かれていますが、本文を読むと以下のことがわかります。

・中高生には確かに「宿題は意味がある」と思わせる相関が出ていて…

→中学生なら役に立つ可能性があるが、その相関はかなり小さい
→高校生であれば宿題で成績が上がる可能性は高い

・ただし小学生に関しては【学力に与える影響はほとんどゼロと考えられる】結果しか出ていない

→小学生の宿題が成績を上げると実証したエビデンスはない。逆に小学生に宿題を出すと、学習への興味が失われる可能性もある(これはクーパーさん自身も懸念しているポイントです)

▶︎宿題はある程度意味はあるがエビデンスが弱い
全体のデータを見れば高校生、中学生などに関しては「宿題には意味がある」という結論は出せるが、小学生についてはエビデンスがないと言っていいでしょう。

小学生に宿題が意味があるかはまだわからないが、少なくともこのクーパー論文では、ほぼ無関係と言える相関しか出ていないのは確かです。

以上のデータなどから、ミズーリ大学セントルイスのケーシー・バッターロット教授も「小学生の宿題にメリットは確認できない」と断言し*1)、フロリダ州のマリオン郡学区の研究チームも「小学生の宿題は禁止」との指示を出しています(ただし子供の読書は推奨しています)。

▶︎宿題やらせる前にやることあるんじゃないの?
そしてここからが、この動画の趣旨で、
宿題に明らかなエビデンスがないなら、わざわざ教師と子供の労力と時間をかけて宿題をやらせるよりも、もっと効果的でエビデンスのある、子供に良い影響があること(例えば運動や非認知能力の向上*2)をした方が合理的では?という話でした。

*1:Cathy Vatterott(2018) Rethinking Homework, 2nd Edition: Best Practices That Support Diverse Needs

この本には、序文にいきなりSince the first edition of this book was published in 2009, much has changed, but the controversy surrounding homework has not abated. Research has still been unable to show proof of homework’s benefit.
と書いてあります。確かに宿題の研究は日々覆っていますが、やはりどうしても宿題をやらなくては行けない明確な証拠はないようですね。

*2: Paul Tough(2016)Helping Children Succeed: What Works and Why

従来型の宿題をなくして教育レベル世界一になったフィンランドの例
▶︎ https://youtu.be/nHHFGo161Os

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