#StayHome and Know #WithMe パニックにならず、冷静に適切な情報を知ろう!
こんにちはキノコ意匠です。
当チャンネルでは、ドイツやベルリンの社会や観光・語学の情報を紹介していますが、
こちらのシリーズでは、「パニックにならず、冷静に適切な情報を知ろう!」をテーマに新型コロナウイルスの感染拡大により、スピーディーに変わっていくドイツの社会、そしてベルリンの様子を毎日記録していきたいと思います。
もし関心をお持ちいただきましたらチャンネル登録をぜひよろしくお願いいたします。
5月5日(火)の今回は以下を記録します。
1.ドイツ国内の現状の数字
2.ドイツとベルリンのできごと
3.補足情報
今日のハイライトは、
独の本当の感染者数は180万人?
世界の報道の自由度を見る
です。
ドイツの公的機関・複数のメディアをソースに、原則データの確認ができる情報をピックアップしています。
また自分が撮影した一次情報については全てベルリンかつ自分の住んでいる地域の限られた行動範囲でのみの情報です。
1. ドイツ国内の現状の数字
■ロベルトコッホインスティテュート(以降 RKI)の報告
https://www.rki.de/DE/Content/InfAZ/N/Neuartiges_Coronavirus/Fallzahlen.html
陽性判明者数 163,860名(+685)
死者数 6,831名(+139)
回復者数 135,100名(+2,300)
5月5日午前に取得されたデータです。
なお昨日の日次レポートによると、
R=0.76(変動範囲 0.66-0.89)
前日より0.02ポイント増加
ということで、10人感染者いたらばその人たちが次に7〜9人に感染させるということになります。
再生産数は1未満を維持しないと、それ以上は倍になることを意味しています。
緩和の影響と、マスク着用の義務化がどう関わっていくか見ていきたいと思います。
→チャート
参照元:
https://www.rki.de/DE/Content/InfAZ/N/Neuartiges_Coronavirus/Situationsberichte/2020-05-04-de.pdf?__blob=publicationFile
■Coronavirus Monitor
https://interaktiv.morgenpost.de/corona-virus-karte-infektionen-deutschland-weltweit/
陽性判明数 166,152名(+488)
死者数 6,993名(+127)
回復者数 135,150名(+2,450)
新規陽性判明数は減少傾向にありということで、倍加時間は101.5日となっています。
5月5日 11時に取得されたデータです。
今日までの陽性判明者のうちステータスごとに割合をみていくと、
回復者の割合 81%
死者の割合 4.2%
となっています。
2.ドイツとベルリンのできごと
ハイインスベルク研究所によると、ドイツの新型コロナウイルスに感染した人の数は、ロバート・コッホ研究所が報告している数の10倍の感染者の。少なくとも180万人と推定されているそうです。
この研究では、特にコロナの影響を受けたガンゲルトの町の405世帯919人を対象に、PCR検査と抗体検査を実施したそうです。
その結果、ガンゲルトの人々は公式発表の5倍である15%が感染していることが判明したそうとのことです。ガンゲルトでは7名が亡くなっており、新たに判明した陽性判明者数を基にすると致死率は0.37%になります。
こちらの致死率を参考にドイツで記録されている死亡者約6700人から感染者数を推定すると、180万名となり、現在公式に発表されている数の10倍となるそうです。
現時点では老人ホームでの感染拡大を捕捉していないため、引き続きさらなるモデル計算を行うということです。
今回のことから、感染者の22%である5人に一人が完全に無症状だったことがわかります。
参照元:
https://www.tagesspiegel.de/wissen/abschlussbericht-der-heinsberg-studie-sterblichkeits-rate-nach-covid-19-in-deutschland-weiter-fraglich/25798680.html
3.補足情報
(世界の報道の自由)
今回の新型コロナウイルス関連の話題に置いて、フェイクニュースやデマや偏ったアナウンスなど、報道というものへの課題につおいて耳にする機会が多く、そもそも世界の報道がどんな状況なのか調べてみました。
国境なき記者団がまとめた2020年世界報道の自由指数が発表されていたので、今日はこれを見てみたいと思います。
ちなみに、次の10年間は、次の5つの要因により報道の自由にとって重要な年と言われているそうです。
・権威主義体制により起こる地政学的危機
・民主的保証の欠如による技術危機
・二極化と抑圧による民主的危機
・報道機関の疑惑と憎悪からくる信頼危機
・質の低いジャーナリズムの貧困経済危機
北朝鮮は最も低いとされ、それ以外にもトルクメニスタンとエリトリアがワーストに並んでいます。
例えばイランと中国はパンデミック発生時に報道を抑圧した例と言え、それぞれ173位と177位にランクされているそうです。
北欧は世界で最もメディアの自由度が高く、ノルウェー/フィンランド/デンマーク/スウェーデン/オランダとなっています。
ドイツもこの自由度が高いわくに入っていますね。
ドイツでは、ナチス時代に世論操作にメディアを利用した反省から、第二次大戦後、連邦政府は放送に介入してはならないこととなっており、放送行政は各州の所管となっている。
ヒトラー側近の広報・宣伝相として有名なヨーゼフゲッベルスはそのプロパガンダ活動によりナチスに長く強く貢献した人物ですね
日本は、「注意すべき/顕著な課題」枠に入っていて、アジアではモンゴル、東欧、南米の多くの国と同じグルーピングになっているようです。
国境なき記者団は2002年から毎年指数をまとめており、報道の自由のレベルは、メディアの独立性、透明性、メディア環境全般などのさまざまな指標を通じて計算されているそうです。
参照元:
https://www.statista.com/chart/13640/press-freedom-index/
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