小池都知事、「ペット殺処分ゼロ」「東京五輪」理解と協力求める

東京都の小池知事は東京都内のイベントを相次いで視察し、ペット殺処分ゼロや東京オリンピックについての取り組みに理解と協力を求めました。

 3日午前、小池知事は東京・台東区で行われた、動物愛護について理解を深めるイベントに出席しました。会場で小池知事は「きょうは存分にワンちゃんネコちゃんと楽しいひとときを過ごしてもらえれば」とあいさつしました。

 小池知事は4月の定例会見でも「引き取り数の減少に向けた取り組みや譲渡活動を進め、殺処分ゼロの実現を目指したい」と実績を示していました。都内での「ペット殺処分ゼロ」を掲げる中、小池知事は3日のイベントでも「都民が動物の命を大切にするのは当たり前だという意識の変化もあり、着々と殺処分ゼロへと歩んでいる」と話し、殺処分について都民の考え方にも変化が出てきているとしました。

 さらに気温が上昇した正午すぎ、小池知事が訪れたのは豊島区の東京芸術劇場で始まった音楽のイベントです。子どもたちが参加するワークショップを視察し、知事自身も打楽器を演奏して会場を盛り上げました。小池知事は「皆さん、音を楽しみましょう。東京が音楽で包まれるように、音楽・文化を発信してほしい」と呼び掛け、2020年の東京オリンピックを「素晴らしい文化の発信源にしていきたい」と意欲を示しました。