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#StayHome and Know #WithMe パニックにならず、冷静に適切な情報を知ろう!
こんにちはキノコ意匠です。
当チャンネルでは、ドイツやベルリンの社会や観光・語学の情報を紹介していますが、 こちらのシリーズでは、「パニックにならず、冷静に適切な情報を知ろう!」をテーマに新型コロナウイルスの感染拡大により、スピーディーに変わっていくドイツの社会、そしてベルリンの様子を毎日記録していきたいと思います。
もし関心をお持ちいただきましたらチャンネル登録をぜひよろしくお願いいたします。
5月12日(火)の今回は以下を記録します。
1.ドイツ国内の現状の数字 2.ドイツとベルリンのできごと 3.今日の世論調査
今日のハイライトは、 抗議運動の様子と、その他の政府に対する市民の声 です。
ドイツの公的機関・複数のメディアをソースに、原則データの確認ができる情報をピックアップしています。 また自分が撮影した一次情報については全てベルリンかつ自分の住んでいる地域の限られた行動範囲でのみの情報です。
1. ドイツ国内の現状の数字 ■ロベルトコッホインスティテュート(以降 RKI)の報告 https://www.rki.de/DE/Content/InfAZ/N/Neuartiges_Coronavirus/Fallzahlen.html
陽性判明者数 170,508名(+933) 死者数 7,533名(+116) 回復者数 147,200名(+1,600)
5月12日午前に取得されたデータです。
なお昨日の日次レポートによると、 R=1.07(変動範囲 0.88-1.29) 前日より0.06ポイント減少
ということで、10人の感染者が次に9〜11人に感染させるリスクがあるということになります。 一昨日から再生産数は1を超えていますが、今日で少し減少を見せています。 こちらの報告書では、今後の傾向を注意深く観察する必要があるとしています。
参照元: https://www.rki.de/DE/Content/InfAZ/N/Neuartiges_Coronavirus/Situationsberichte/2020-05-11-de.pdf?__blob=publicationFile
■Coronavirus Monitor https://interaktiv.morgenpost.de/corona-virus-karte-infektionen-deutschland-weltweit/
陽性判明数 172,576名(+697) 死者数 7,661名(+92) 回復者数 147,200名(+1,600)
5月12日 11時に取得されたデータです。
今日までの陽性判明者のうちステータスごとに割合をみていくと、
回復者の割合 85% 死者の割合 4.4% となっています。
2.ドイツとベルリンのできごと 先週末に行われたデモの様子の一部が動画で挙げられていたのでそれを見てみたいと思います。
衛生デモと言われていて、現在の衛生措置の観点から実施されている接触制限に対しての訴えが主な抗議活動のようです。
参加者には小子供から老人、有名人やFDPとAfDの政治家も参加をしていました。 それ以外にも、陰謀論者や右翼過激派も参加していました。 抗議運動自体は過激ではなく、歌を歌うなどと言った主張でした。 主張の内容は、自由と抗議、そして私たちは市民である、と言った内容です。 見ても分かる通り、対人距離であったりマスクの着用などに関しては守られていません。一部の抗議者が逮捕されるシーンもあり、その中には有名人も含まれていました。 こちらは昨日紹介したF DPの政治家です
ドイツ全体で状況は緩和されつつも、それにともなってか、抗議活動が散見されるようになってきており、それが政治上の懸念になっています。
こう言った現在の衛生措置を行わない人々、社会の分断を危惧したり 過激派による反民主主義の主張に抗議運動を一つのプラットフォームにすることは許されることでない、という意見などがでています。
参照元: https://www.morgenpost.de/politik/article229097425/Hoehere-Reproduktionszahl-Erleben-wir-einen-Rueckschritt.html
3.今日の世論調査
先日ドイツのいくつかの一部の都市で行われたデモ抗議活動の中には、衛生措置の観点から実施されている接触制限に対し、「市民の自由を返せ」と訴える主張が見られたようです。
そういった、ドイツ政府が行った制限措置などがどのように市民に理解をされているかを調べてみたところ、一つの調査を見つけました。 ドイツの日刊新聞の中では3つの指に入るFrankfurter Allgemeine (フランクフルターアルゲマイネ)という新聞社が読者向けに実施した調査です。
ドイツ政府はコロナ危機に正しく対応したのか(66.7/33.3) 国民生活の制限は新型コロナウイルスの封じ込めに効果があったと思うか(62.6/37.4) 感染の連鎖をより迅速に追跡できるよう、データ保護を緩和すべきか(43.7/56.3) コロナ危機について、十分かつ透明性のある情報を得ていると感じるか(62.4/37.6) パンデミック後もオンライン教育は学校のカリキュラムに不可欠なものであり続けるべきか?(57.1/42.9) コロナ危機の若年者も高齢者も同じように規制すべきか?(51.7/48.3) 全国的なマスク義務は正しいと考えているか(61.3/38.7)
この新聞は、一定のブルジョア層が購読者でありどちらかというと保守派の媒体と言われているようです。 読者の層に影響を受ける結果ではありますが、調査では半分以上が政府の危機に対する施策には賛成をしているようです。 感染追跡アプリに関する結果から、個人情報保護の観点はやはり重要視されているということもわかります。もう少し反対派が多いかなと思いましたが、ある一定数政府の方針に賛成しているということもあり、致し方なしと考えられているのかもしれません。
抗議活動では、様々な主義を持つ層が入り乱れていたこともあり、さらに参加者のほとんどはしかるべき衛生措置も取られていない中だったので、個人的にはこの抗議活動は勝負の土俵にも上がっていないと感じています。 適切な対話を行うにあたっては、本質的な課題解決を見据えた上で、短期間から中長期的なビジョンを持ってして、初めて議論ができるようになるのではないかなあというのが感想です。
ちなみに今回はこの新聞社による独自調査だったので、他にも取り上げられそうな調査結果があれば掲出して行きたいと思います。
参照元: https://www.faz.net/aktuell/deutschland-spricht/deutschland-spricht-ueber-corona-wann-kommt-das-ende-16764379-p2.html
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